オススメ品 小説

本屋大賞受賞!辻村深月『かがみの孤城』 レビュー。同作家によるオススメ小説も紹介。

投稿日:





本屋大賞2018

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2018年本屋大賞」

の発表会が、4月10日(火)明治記念館にて行われた。

投票数は、

一次投票には全国の504書店より書店員665人

二次投票では311書店、書店員374人

 

本が好きで、本と一番近い場所で、

本に囲まれて仕事をしている書店員さんが選ぶ

本屋大賞は、毎年、「読み進めると止まらないのに大作!」

といったような本が選ばれてきた。

たとえば、

2017年大賞・奥田陸『蜜蜂と遠雷』

内容(「BOOK」データベースより)

私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!

 

内容紹介にもあるように

本屋大賞の受賞作は、その作家の最高傑作とされることが多い。

 

さて2018年の結果は・・・

 

2018年本屋大賞に「かがみの孤城」辻村深月(ポプラ社)!

内容紹介

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

 

多くの読者が一気に読み終えてしまったという止まらない小説。

不登校のこどもが主人公でありながら、

周囲にいる大人たちの心情を描き、

読み進めるにつれて人間関係が構築されていく。

飽きさせないストーリー性の高さは、流石に辻村深月。

そう辻村氏の小説はどれも飽きさせず圧倒的なストーリー性がある。

 

『かがみの孤城』以外にも、おすすめの小説がある。

 

たくさんある中でも、これだ。






 

『スロウハイツの神様』

内容(「BOOK」データベースより)

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ―あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。

 

伏線の多さと繰り返されるどんでん返し。

ストーリー性の高さは言うまでもないが、

ただストーリーが面白い小説で終わらないのが辻村氏の小説だ。

この小説では、

様々な芸術家たちが、同じ空間に住み始める。

そこで描かれるのは個々の苦悩と成長。そして人間関係。

 

『かがみの孤城』ロスに陥ってしまった人には、

 

これまた一気に読める大作の『スロウハイツの神様』がオススメだ。










-オススメ品, 小説
-

執筆者:


  1. きりたん より:

    こんにちはです。
    普段、書店で本を眺めていながらも「どれがいいのかな~」と考えて結局何も買わずに終わり、何も読めていないという日々を送っています。
    本屋大賞のポップは見たことがあっても、なかなか購入に至らなかったのですが、このようにレビューしていただけると購入意欲がわいてきます!

    • teiyatottori より:

      コメントありがとうございます!
      今後も素敵な本を紹介していきます。
      きりたん様からもお好きな本をご紹介いただければ幸いです。

comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

『こころの処方箋』河合隼雄の著作、名言から、生きる秘策を学ぶ。

河合隼雄『こころの処方箋』 河合隼雄とは? ●1928年、兵庫県生まれ。 ●京都大学数学科卒業後、スイスの「ユング研究所」に留学。 ●京大名誉教授。 ●「国際日本文化研究センター」所長。 ●日本におけ …

読むとやる気が湧いてくる。創作意欲減退にオススメな岡本太郎の本。

岡本太郎 「芸術は爆発だ!」 という言葉が有名な岡本太郎。 「ダメ人間なら、そのマイナスに賭けてみろ」 「才能なんて勝手にしやがれだ」 などなど、名言も多い。 そんな彼からのメッセージは、 芸術作品だ …

コミュ力の向上、コミュ障の改善は平田オリザ『対話のレッスン』から学べ!これで対人関係の悩みは解消される!

平田オリザとは? 平田 オリザ(ひらた オリザ、男性、1962年11月8日 – )は日本の劇作家、演出家。 劇団青年団主宰、こまばアゴラ劇場支配人。 代表作に『東京ノート』『ソウル市民』三 …

『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』から学ぶこと① 「書くこと」は「知ること」だ!

私が、かねてから、 これを国語の教科書にすればいいではないかと思っている本がある。 井上ひさし 『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』だ。 今回は、ものを書くときに必要な手順について、 この本か …

最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』で詩人の五感に接触する。

詩はよくわからないかもしれない。   よくわからないけれど、 言葉にイメージはあるだろう。 詩を読む時に求められるのは、 「わからない」を肯定することだ。 そうしてただイメージを繋げていく。 …