小説 文学

最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』で詩人の五感に接触する。

投稿日:2017年3月11日 更新日:





詩はよくわからないかもしれない。

 

よくわからないけれど、
言葉にイメージはあるだろう。
詩を読む時に求められるのは、
「わからない」を肯定することだ。
そうしてただイメージを繋げていく。
それは作者のイメージと違うかもれない。
けれど、それでいいのだと思う。

さて、現代詩人のなかで、
今、最も注目を集めているのは、
最果タヒさんであろう。
彼女の詩は美しい。
綺麗なイメージが浮かび上がる。
今回読んだのは、
彼女の詩ではなく、エッセイである。
『きみの言い訳は最高の芸術』

詩人の感性の豊かさに酔う。
気持ちいい酔いだ。







-小説, 文学

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

文章がうまく書けない悩みに、物書きの必需品『言葉選び実用辞典』

物書きに必要なもの 物を書く上で必要なものは何だろうか。 究極に言えばそれは、紙とペンだけである。 現代で言えば、パソコンがあれば事足りる。 しかしながら、その必要最低限の物だけでは、 自分から出てく …

言葉を変えることで新しい世界を描き出す魅力。オススメ芥川賞受賞作・どうしても捨てられなかった本・多和田葉子『犬婿入り』他の書評。

どうしても捨てられなかった本 以前このブログで紹介した通り、 Kindleを手に入れたことや引っ越しによって、 紙の本を手放すことにした。 本好きの私にとっては、かなり苦しく、寂しい思いのする断捨離で …

【キンドル買うならこれを買え!】Kindle Oasis Wi-Fi バッテリー内蔵レザーカバー付属 

Kindle Oasis Amazonのキンドルが進化している。 最新のKindle Oasisは、これまでにない、最高の電子書籍リーダーである。   特徴①もっとも軽く、もっとも薄い 本の …

スティーブンキング『書くことについて』は小説家志望者、必読の書。

ものを書くすべての人にとって、 必読の書。 それがスティーブンキングの 『書くことについて』だ。   スティーブンキングとは? 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 1947年米国メイ …

小説『埒外のおふびいと』

埒外のおふびいと うちの洗面台にはね、電球が二つ、人間の目玉のような位置にね、付いているんです。それが昨日まではね、両目開いて―というのは顔みたいだからいうのだけれど―光って、私の小汚い顔を照らして、 …