知識

人間もまだ進化の途中。人体の歴史を知ることで感じることとは?『人体 失敗の進化史』から生命の不思議な可能性を知る。

投稿日:2018年1月7日 更新日:




歴史を知るということ


本・書籍ランキングへ

歴史を知るには、

残されている文献や、説話をもとに、

本当のものだけを取捨選択していく過程を経る。

 

そもそも「歴史」という言葉には、

人間を含む過去の出来事を記録し、解釈する学問

過去の出来事の記録または物語風の記述

書面で保存されているように、過去の記憶されているすべて

といったような意味がある。

 

《私たちの》歴史を知るということ

しかし、私たちの歴史を知るには、

これらとは全く異なるアプローチの仕方がある。

「私たち」とは人体ことである。

人体の歴史を知る。

その上で、「文献」は、私たちの身体だ。

それは非常に興味深く、

生命の神秘を感じさせてくれる。

「人体の歴史」について書かれた良書がある。

『人体 失敗の進化史』 (光文社新書)

【内容紹介】
「私たちヒトとは、地球の生き物として、一体何をしでかした存在なのか」――あなたの身体に刻まれた「ぼろぼろの設計図」を読み解きながら、ヒトの過去・現在・未来を知る。

人体の歴史を知るために

著者は、人体の歴史を知るために、

様々な動物の形態を調べる。

そうして、進化の過程や進化のしくみなどを解明していく。

タヌキ、ニワトリ、サンマ、ホヤ、、などなど、

出てくる動物は、哺乳類であったり、鳥類であったり、魚類であったり。

それらの動物のからだの構造に迫り、

比較を繰り返し、人体の由来を解明していく。

当然、進化にはとてつもない時間が経過している。

そして、一点忘れてはならないこと。

それは今もまた進化の途中であるということである。

自分たち人間も進化を繰り返している。

 

本の中で登場する生物たちは、

何らかの困難に出会った時、偶然に恵まれ変化している。

そうしてより高度な機能を獲得する。

この本を読むと、不思議な万能感のようなものを感じる。

そのこと自体が私たち人間が進化の途中である証拠なのかもしれない。




-知識

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

【河出書房新社】おすすめ本! 吉本隆明から『大人の塗り絵』まで一挙紹介。

河出書房新社とは? 1886年(明治19年)に河出靜一郎日本橋に設立。 当時は教科書や学習参考書を中心に出版していたが、農学関係書の刊行を次第に増やす。 1933年(昭和8年)に2代目の河出孝雄が河出 …

中野信子『脳内麻薬』から自分の「気持ちよさ」をコントロールする技術を学ぶ。ドーパミンとの付き合い方。

中野信子とは? なかの のぶこ(1975年 – )は日本の脳科学者(医学博士)・評論家。 東京都出身。東日本国際大学特任教授。 最近では、テレビ出演でも有名。 『脳内麻薬』幻冬舎新書 脳内 …

マクルーハン『メディア論』をメディアに踊らされる現代に再考する。

マーシャル・マクルーハンとは? Herbert Marshall McLuhan(1911年7月21日 – 1980年12月31日) カナダ出身の英文学者、文明批評家。メディアに関する理論 …

転職活動で悩み円形脱毛症に。考え方を変えて私がした選択。そして治った。

転職時代 どんなに大きな企業に勤めようが、転職を一度は考えるのが現代である。 それほどまでに転職は一般化してきている。 しかし、いざ転職しようとすると踏み込めない人も多いのではないだろうか。 転職した …

落語ブーム到来!? 町田康に学ぶ「落語」と「小説」の関係とは? 文章にリズムを生むためには。

今、落語ブームが到来していることをご存知でしょうか。 雲田はるこ『昭和元禄落語心中』が、 若い世代を含め人気を博し、 全世代から落語が見直されているのです。   落語と小説は深く結びついてい …