スポット 小説 文学 知識

【おすすめ読書スポット】 新宿ゴールデン街・日本一敷居の低い文壇バー「月に吠える」

投稿日:




新宿ゴールデン街とは?

東京都新宿区に所在する飲食店街。およそ2000坪ほどの狭い区画に低層の木造長屋が連なっており、200軒以上の小さな飲食店が密集している。個性豊かな店が多く、常連客として作家、編集者、映画監督、俳優といった文化人が多く集まる。このような背景から、東京におけるサブカルチャーやアングラ芸術の発信地のひとつとなっている。

そんななかで異彩を放っている店がある。ゴールデン街のなかでは比較的新しい、この店。

「月に吠える」

「日本一敷居の低い文壇バー 月に吠える」だ!

「月に吠える」は現役ジャーナリストのマスターが、2012年6月にオープンした店。

店名は言わずもがな、詩人・萩原朔太郎氏の詩集「月に吠える」が由来。

HPにはこうある。

読書好きの方、作家・ライター・編集者志望の方、出版業界に興味がある方などが気軽に交流でき、楽しい時間を過ごし、何かを得ていただける空間でありたい。そんな願いを込めています。現役の出版系のお客様も多く、たまに有名作家や出版社社長が訪れることも。

中に入ると、本がズラリ。

その本は自由に読むことができる。

また「印税生活」など、独特な名前のオリジナル文豪カクテルをいただくことができる。

マスターの願い通り、多くのライターや小説家、編集者が訪れることで知られており、読書好きには贅沢で癒される空間である。

「入りにくい!」と思うかもしれない。(ゴールデン街はどこもそうかもしれないが)

しかし、一人でくる学生や女性も多いのだと言う。

流石は「日本一敷居の低い文壇バー」である。

新宿に寄った際には、足を運んでみてはいかがでしょうか。



 

文学賞を主催

過去には「月に吠える文学賞」という文学賞が、主催されていた。

小説家志望であったマスターが新しい才能を発掘するために創設したのだという。

こう言ったことからも、誰に対しても開かれている文壇バーであることが窺える。

 

マスターの本『フリーライターとして稼いでいく方法、教えます。』が面白い!

マスターの肥沼 和之氏が本を出している。

自身がライターとして活躍するに至った経験を綴り、フリーライターを目指している人へ向けての方法論が語られる。

その方法は、泥臭く、真面目である。

ここに書いてあることを実践できれば、確かにフリーライターとして稼いでいくことができるだろう。

 




-スポット, 小説, 文学, 知識
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

物書きにも役に立つ、ランチェスター戦略とは?『小さな会社の稼ぐ技術』栢野 克己  (著)を読めば、小説・ブログなど、自分だけのものが書ける!

ランチェスター戦略とは? もともとは、軍事戦略における損害量計算から導き出されたもの。 この法則は、第二次世界田大戦中に、主にアメリカ軍が用いて効果を発揮した。 この軍事戦略であったはず「ランチェスタ …

小説好きにオススメな「ユリイカ」5選

『ユリイカ』とは? 青土社から出版されている月刊誌。 詩や文学などの批評や、思想についてが中心であり、 小説家や文学愛好家に好まれている。 名前の「ユリイカ」は、見つけたを意味する「Eureka(エウ …

『こころの処方箋』河合隼雄の著作、名言から、生きる秘策を学ぶ。

河合隼雄『こころの処方箋』 河合隼雄とは? ●1928年、兵庫県生まれ。 ●京都大学数学科卒業後、スイスの「ユング研究所」に留学。 ●京大名誉教授。 ●「国際日本文化研究センター」所長。 ●日本におけ …

玄侑宗久『ないがままで生きる』書評。臨済宗の僧侶であり『中陰の花』で芥川賞を受賞した著者の創作の極意を垣間見る。『アブラクサスの祭』のキーワードでもある「ないがまま」とは?

玄侑 宗久とは? 玄侑宗久(げんゆう そうきゅう) 昭和31年(1956)、福島県三春町生まれ。 慶應義塾大学文学部中国文学科卒業後、さまざまな仕事を経験。 京都天龍寺専門道場に掛搭。現在、臨済宗妙心 …

渋谷百軒店に現存する貴重なロック喫茶「B.Y.G」で至福の読書タイムを。

あなたには、お気に入りの読書スポットはありますか? 今回紹介するのは、 私が学生時代から、通わせていただいた思い入れのある場所です。 それは、 現存する貴重なロック喫茶「B.Y.G」さん。 渋谷の道玄 …