ニュース 小説 文学

又吉直樹2作目『劇場』発表!芥川賞『火花』に続く「又吉効果」で、今、文芸誌がアツイ! 

投稿日:2017年3月20日 更新日:

芸人ピース又吉直樹氏の『火花』が文學界に掲載され、

増刷を2度繰り返したことで、

累計部数が同誌史上最高の4万部に達した。




当初部数は1万部。

発売からわずか2日で4倍の部数に達したことになる。

純文学やそれに関する話題を扱う同誌の増刷は、

1933年の創刊以来初めてのこと!

この「事件」を契機として、

今、文芸誌がアツイんです!

2017年3月号では、

又吉氏が「当事者だけが知る芥川賞の真実」と題されたページで、

小説執筆の苦悩を告白されています。





 

日本には、

5大文芸誌と呼ばれるものがあります。

 

文藝春秋の「文學界」

講談社の「群像」

出書房新社の「文藝」

集英社の「すばる」

新潮社の「新潮」

 


 

そんな今アツイ文芸誌のなかでも

最近、特におススメしたいのがコレ!

 

『群像2016年10月号』

70周年記念特大号

永久保存版「群像短編名作選」

 

掲載作家は、なんと、、、

三島由紀夫、太宰治、原民喜、安岡章太郎、庄野潤三、室生犀星、島尾敏雄、深沢七郎、藤枝静男、小島信夫、大江健三郎、後藤明生、津島佑子、色川武大、山田詠美、多和田葉子、笙野頼子、保坂和志、角田光代、堀江敏幸、町田康、本谷有希子、川上未映子、筒井康隆、津村記久子、藤野可織、川上弘美

なんたる豪華な顔ぶれだろうか、、、。


 

又吉直樹『火花』における、文芸誌ブーム。

この火付け役となった彼の、

二作目

売れない劇作家が主人公の恋愛小説

『劇場』

新潮4月号に掲載されています。

執筆期間は2年以上。

あれ・・・?

そうです。

『火花』より前に着想された小説なのです。

今なら新潮社のホームページで、

冒頭部分の「立ち読み」が可能です。

既に、かなりの売れ行きだとか。

今、文芸誌から目が離せません。







-ニュース, 小説, 文学
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

作家・小説家とうつ病。『ツレがうつになりまして。』を観て感じたあの作家の凄さ。

作家にはうつ病の人が多い? ぱっと思い浮かべただけでも何人もの作家・小説家が思い浮かぶ。 太宰治、夏目漱石などの文豪も心に病を抱えていた。 なかでも、最近で、 うつ病との生活を赤裸々につづっていたと思 …

直木賞の「直木」とは?芥川龍之介に比べて軽視されている大衆文学の代表作家。その人生に迫る。

芥川賞と直木賞 誰もが知る二大文学賞の 芥川賞と直木賞。 芥川賞は芥川龍之介。 では、直木賞は? 文学好きなら知っていると思うが、 意外と知られていない。 直木賞の正式名称は、 「直木三十五賞」 そう …

【書評】山下澄人『鳥の会議』解説 町田康。山下澄人の小説から学ぶこと。

  山下澄人『鳥の会議』   この本が単行本として出た時から、 町田康が絶賛したという話を耳にしていた。 それを聞いて読まずにはいられなかった。 読んでみてまず、 語り手の表現(視 …

「うつ」と「文学」夏目漱石は、うつ病だった? 鬱がもたらした文学上の功績

文学の歴史を見ていると、 うつ病やノイローゼであった作家の多さに驚かされる。 そもそも、うつ病、ノイローゼとはなんなのか。 どうして作家にそれらが多いのか。 例えば、文豪・夏目漱石。 彼は、33歳から …

読むのが遅い悩みに!遅読のすすめ「スロー・リーディングの実践」平野啓一郎 /「フロー・リーディング」とは?

「速読」か「遅読」か 本を読むスピードは、人それぞれだ。 しかし「速読」が優れた読書だというイメージが蔓延っている。 読むことが遅くて悩んでいる、なんて人も少なくなかろう。 たしかに本を早く読むことは …