小説を書きたい。
そう思っても、書き始めてみるとなかなか書き方が分からない。
と言う方、多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回は、別名で小説を書いている私が、小説執筆にあたり役に立つ本BEST3を紹介します。
第3位
『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』
著:スガ 秀実, 渡部 直己
この本では、
第一講義として「心構え編」
第二講義として「ブックガイド編」
第三講義として「実践編」
第四講義として「必読小説50選」
といったように順番通り読んでいけば小説執筆におけるあれこれを知ることが出来ます。
なかでも第二講義の「ブックガイド編」は必読であり、
日本文学界を代表する様々な作家が紹介されています。
時に褒めちぎり、時に毒を吐きながら・・・
どんな小説がどういう評価を受けるのか、そして評価の対象はどういったところにあるのか。
読めば読むほど明らかになっていきます。
第二講義で気になった本があれば読んでみると、また一段と小説の書き方を理解できること間違いなしです。
また、第四講義の「必読小説50選」は、本当に必読な小説が紹介されています。
長い日本文学の歴史のなかで、たったの50冊。
読んだことのない小説があるなんて許されません。
近代文学から現代文学まで、その変遷を感じながら、読みなおしてみてはいかがでしょうか。
BEST2
『デビュー作を書くための超「小説」教室』
著:高橋源一郎
この本の帯には、こうあります。
〝「小説」志望者が、いつどんな瞬間に、「小説家」になることができるのか。その「瞬間」の秘密に迫りたかった″
構成は、こんな感じです。
①まずは、新人文学賞選考会について知ろう
②つづいて、選考委員について知ろう
③いよいよ、新人作家の条件を考えよう
④そして、高橋さんの新人文学賞「選評」を熟読してみよう!
小説家になるにあたり、一番の近道は、新人文学賞を取ることだと言われています。
この本では、その新人文学賞について、選考会・選考委員など、根本から学ぶことが出来ます。
各新人文学賞に作品を投稿している方にとっては必読間違いなしです。
BEST1
『創作の極意と掟』
著:筒井康隆
いよいよBEST1の紹介です。
この本は、いままでの二冊と違い、すでに小説を書き始めている人にオススメです。
「これは作家としての遺言である」
という小説界の巨人・筒井康隆氏の言葉通り、
いままで読者の想像力を遥かに超える数々の手法と技術を試してきた筒井康隆氏でしか書けない「秘密の作法」が詰まっています。
読めば読むほど、目から鱗が落ちます。。。
読めば小説を書きたくなること間違いなし!
21世紀の〝文章読本”とも言えるでしょう。
各トピックに細かく分類されており、書きあぐねている時に、ページを開けば、先に進むための手がかりを得られます。
トピック例:凄味・文体・反復・・・等々
今まさに小説を書いている方は、この本を隣に置いておけば、筆が進まないなんてことはなくなるでしょう。
是非、これらの本を読んで、小説を書くおもしろさを再確認してみてはいかがでしょうか。
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