建築家、作家、絵描き、踊り手、歌い手・・・
様々な肩書を持ち、
現代日本で最も異彩を放つ男。
坂口恭平。
彼ほどまでに自分らしい生き方を模索し、
実行している人はいるだろうか。
その実行力は学生時代からのものであったらしい。
卒論は、路上生活者の家を建築学的に調査したレポート。
フィールドワークで路上生活者と話していく内に、
いかに生きるのが本当に幸せなのかが分かっていったという。
さらに彼は、新政府を立ち上げたりなんかもする。
(この辺は、『0円ハウス』『独立国家のつくりかた』などに詳しい)
今回、そんな彼が、おそろしい本を書き上げた。
『けものになること』
あのドゥルーズ&ガタリの
『千のプラトー』の第10章を、
ドゥルーズに憑依した彼が書きかえる。
いったん本を開けば、
流れていく文字。
音楽のようなリズム。
ダンスのような躍動感。
文字が齎す快感。
この本はまるで麻薬である。
ドゥルーズになった「おれ」を体感するのは快感である。
2017年、早速最高な本に出会ってしまった。。。感謝。
[…] http://teiyatottori.com/2017/03/11/%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%A7%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%80%82%E8%AA%AD%E… […]