立川流家元・立川談志
落語を「人間の業の肯定」と定義し、
若くして現代落語論を上梓。
現代落語の第一人者であった立川談志は、
文筆家としても知られている。
また、家元だけでなく、立川流は、
本を多く出版していることでも知られている。
今回はそんな「立川流」のオススメ本を紹介する。
『現代落語論』
【説明】
伝統を現代に! 落語界の革命児であった談志師匠が初めて書き下ろした落語論。 この著作を超えるものはないといわれる名著。 師匠手書きの帯をまいて復刊!
落語のバイブル的存在。
若き談志が何を考えていたか。
天才の苦悩と、倫理・道徳。
落語本の全てはここから始まった。
『人生、成り行き』
内容(「BOOK」データベースより)
立川談志。そのセンスと頭脳で落語に革命を起こし、優れた弟子を世に送り出した、まさに至宝である。五代目柳家小さんへ入門、寄席・テレビで人気を得、時代の寵児となる。政治の季節を過ごし、芸に開眼。落語協会分裂騒動ののち、自ら落語立川流を創設する―。談志が、全幅の信頼を寄せる作家・吉川潮に、波乱万丈の人生を語り尽くした。弟子代表・志の輔との対談も収録。
談志の人生を、家元自身が語っている。
「人生、成り行き」というタイトルに彼の生き様の全てを感じることができる。
『古典落語100席』立川志の輔
落語をたくさん知りたいという方には、これ以上オススメな本はない。
立川流の最高傑作と称される立川志の輔が、落語のあらすじを紹介。
私は学生時代これを読んで落語を覚えた。
『談志が死んだ』立川談四楼
内容(「BOOK」データベースより)
その死は弟子たちにも伏せられていた。立川談志、享年七十五。この不世出の落語家に入門したのは十八歳の春だった。それから四十年近く惚れ抜いた師匠から突然の破門宣告。「てめえなんざクビだ」。全身が震えた。怒りの理由が分らない。振り回され、腹を立て、やがて気づいた。大変だ。壊れてるんだ、師匠は―。偉大な師匠の光と影を古弟子が虚実皮膜の間に描き尽す傑作長篇小説。
談志を知れるナンバーワン小説!
立川流で小説を書かせたら、この人の右に出るものはいない。
『赤めだか』立川談春
ドラマ化もされビートたけしが談志を演じたことで話題となった傑作エッセイ。
ドラマも面白かったが、原作は必読。
2008年講談社エッセイ賞受賞している。
談志の落語を聴く
談志の落語を聴くと、
気持ちが楽になる。
「業の肯定」と定義した家元の落語は、
聴く人の業をも肯定してくれる。