ニュース 政治 知識

数学「ポアンカレ予想」の解決から、現代日本社会が学ぶべきこと。

投稿日:

ポアンカレ予想の歴史

Henri Poincaré-2.jpg

1904年にフランスの数学者アンリ・ポアンカレによって提言された。

数多くの数学者たちが証明しようとしたが、 100年もの間、未解決のままであった位相幾何学の大難題。

この難問は、2002年から2003年にかけて、 ロシアの数学者グリゴリー・ペレルマンによって解決された。

なぜ、多くの数学者が挫折した問題をペレルマンが解決出来たのか?

そこには現代人が学ぶべきことが隠されている。

 

ポアンカレ予想とは?

関連画像 ポアンカレ予想を簡単に説明するのは難しい。

(このブログは、ポアンカレ予想自体を理解するためのものではないので、ここは読み飛ばしてもらって構わない)

NHKスペシャル『100年の難問はなぜ解けたのか 〜天才数学者 失踪の謎〜』では、 こう説明されていた。

「宇宙の中の任意の一点から長いロープを結んだロケットが宇宙を一周して戻って来たとする。ロケットがどんな軌道を描いた場合でもロープの両端を引っ張ってロープを全て回収できるようであれば、宇宙の形は概ね球体である(ドーナツ型のような穴のある形、ではない)と言えるのではないか、というのが(3次元)ポアンカレ予想の主張である」

 

日本の学校教育の問題

学校教育によって、

私たちは何を得て、

何を失っているのだろうか。

教育で形成される歴史観。

いい大学に入るための手段として嘘か真かは別にして、 教科書に書いてあることを暗記していく。

受験のための暗記の過程には、考える暇はない。

極端に言えば、

学校教育は「信じる」ことを教え、

「考える」ことは教えない。

教育が日本人の思考能力を減退させてきたことは、 現代人の受動的な態度が物語っている。

既に用意された選択肢のなかから答えを見つけることのみが要求され、 既に用意された正解に辿り着けば評価される。

これでは想像力あるいは創造力が身につくはずがない。

さらには、 評価の鍵を握る暗記物そのものが嘘だということに気付き始めている日本人にとって、

今後学校教育への意欲は損なわれていく一方であることが危惧される。

そうした意欲を失わないために、出来ることは何か。

⬇︎具体策は次ページ(下部のボタンから)⬇︎

> 続きを読む 

-ニュース, 政治, 知識

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

面白すぎて増刷?異常に売れてる専門書『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』著:川上和人

今、話題沸騰の専門書がある。それは、鳥類学の・・・ 話題の書『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』 その発起人、というか著者は、この人。 川上和人 1973年大阪府生まれ。 東京大学農学部林学 …

物書きにも役に立つ、ランチェスター戦略とは?『小さな会社の稼ぐ技術』栢野 克己  (著)を読めば、小説・ブログなど、自分だけのものが書ける!

ランチェスター戦略とは? もともとは、軍事戦略における損害量計算から導き出されたもの。 この法則は、第二次世界田大戦中に、主にアメリカ軍が用いて効果を発揮した。 この軍事戦略であったはず「ランチェスタ …

アンリ・ベルクソン『笑い』を読んでみた。ベルクソンとは? 彼が考えた「笑い」とは何か。

アンリ・ベルクソンとは? アンリ=ルイ・ベルクソン(Henri-Louis Bergson、1859年10月18日 – 1941年1月4日) フランスの哲学者。パリ出身。 『時間と自由』や …

茂木健一郎 「オワコン」芸人批判で炎上! 対して芸人は? キーワードは「質問力」?

茂木健一郎   日本で最も有名な脳科学者なのではないか。 いま、彼のツイッターでの発言が物議を醸している。   Twitter茂木健一郎 (@kenichiromogi) 日本の芸 …

集中力散漫の改善に!【読書と音楽】本に集中できるおすすめCD

読書と音楽 どういった環境で読書をしていますか? 読書に集中できる環境、できない環境があると思います。 そんなわけで今回は、読書に集中できるCDを紹介します。 ①『自律神経にやさしい音楽』 自律神経に …