河出書房新社とは?
1886年(明治19年)に河出靜一郎日本橋に設立。
当時は教科書や学習参考書を中心に出版していたが、農学関係書の刊行を次第に増やす。
1933年(昭和8年)に2代目の河出孝雄が河出書房に改称。文芸書や思想書を中心に刊行する。
1944年(昭和19年)には改造社より文芸雑誌『文藝』を買い取る。
1950年(昭和25年)に刊行した笠信太郎『ものの見方について』がベストセラーに。
1954年(昭和29年)に創業70周年記念企画として総合雑誌『現代生活』の創刊を公告。
1968年(昭和43年)12月、吉本隆明の『共同幻想論』を刊行。
1977年(昭和52年)に品川区東大井から新宿区住吉町に移転し、清水勝が社長に。
2年後に千駄ヶ谷に移転し現在に至る。
1962年(昭和37年)より文藝賞を創設。
文藝賞について詳しくはこちら(おすすめ本も紹介しています。)⇒http://wp.me/p8xAeH-8G
本屋に行き、河出書房新社の本を見ると胸が躍る。
新しく、常に文学を追い求めているような印象。
今回はそんな河出書房新社のおすすめ本を紹介する。
『サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ
『近現代作家集 I』池澤夏樹
内容(「BOOK」データベースより)
江戸趣味からモダニズムまで、超絶技巧の作家たち。昭和初期までを描いた多様な傑作12篇。
作者の池澤夏樹はこう述べる。
この百年の間に書かれた傑作、今こそ読むに価する名作を、もっぱらモダニズムの尺度から選んで供する。
日本文学の入り口としてこれに勝る本はないのではなかろうか。
このなかの12編を読めば、日本にいかに優れた文学があるのか分かるはずだ。
日本に生まれてよかったと思うこと間違いなしの一冊。
『あかちゃん もってる』吉田戦車
内容(「BOOK」データベースより)
つみ木をもって、泥だんごをもって、クレヨンをもって、おはしをもって、カバンをもって、消しゴムをもって、サイフをもって、包丁をもって、携帯をもって…いろんなものといっしょに君は生きていく―漫画家・吉田戦車、初の絵本。
絵本は普段読まない。
けれどこれを読んだ時に、自分のこどもには、これを最初に読ませたいと思った。
全ページオールカラーであり、こどもがいる方には是非ともオススメしたい一冊。
『鳥の会議』山下澄人
内容(「BOOK」データベースより)
ぼくと神永、三上、長田はいつも一緒だ。ぼくがまさしにどつかれて左目を腫らしたと知ると、神永たちは仕返しにゲーセンに向かい、教師や先輩からの理不尽には暴力で反抗する毎日。ある晩、酔った親父の乱暴にカッとなった神永は、台所に二本あった包丁を握る。「お前にやられるなら本望や」そう言い放つ親父を、神永は刺すのだが…。痛みと苦味のなかで輝く少年たちの群像。
芥川賞作家・山下澄人の傑作。忘れていたことを思い出させてくれる一冊。解説は町田康。
この小説が好きすぎて、記事を書いているので、詳しくはこちらを参考にしてほしい。
『サンタナ』
内容紹介
ラテン・ロックを切り開きいまも現役の偉大なるアーティストの全て。横尾忠則、大鷹俊一×後藤幸浩、巽孝之、小野瀬雅生。宮田信など。
偉大なるアーティスト・サンタナを知ることは、芸術を知ることと同義なのかもしれない。
ロック好きにおすすめな一冊。これを読むと無性にサンタナが聴きたくなる。
『大人の塗り絵』
内容紹介
トマト、ナス、ピーマン、エンドウマメ、オクラなど身近な野菜とその花を中心に11点収録。はじめての人にも塗りやすい、はっきりとした線画と大きな文字が特徴。
最後は趣向を変えて、
大人気の『大人の塗り絵』シリーズ。
なかでも最初におすすめなのがこれだ。
母の日など、プレゼントにも最適。(母親にプレゼントしたら喜んでもらえた。)
まとめ
このように河出書房新社からは、魅力的な本がたくさん出ている。
本屋に行ってまずチェックすべき本は「河出書房」だと勝手に思っている、今日この頃だ。