ものを書くすべての人にとって、
必読の書。
それがスティーブンキングの
『書くことについて』だ。
スティーブンキングとは?
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1947年米国メイン州ポートランド生まれ。高校教師を経て、74年に長編小説『キャリー』で作家デビュー。以後『呪われた町』『シャイニング』『IT』『ミザリー』など次々とベストセラーを生み出し、モダン・ホラーの第一人者となる
内容紹介
作家自身が「秘密」を語る。
「われわれ三文文士の多くもまた、及ばずながら言葉に意を注ぎ、物語を紙の上に紡ぎだす技と術に心を砕いている。本書のなかで、私はいかにして『書くことについて』の技と術に通じるようになったか、いま何を知っているのか、どうやって知ったのかを、できるだけ簡潔に語ろうと思っている。テーマは私の本業であり、言葉である」(本文より)
ベストセラーを次から次へと生み出す、アメリカを代表する作家が、自らの「書くことについて」を解き明かしした自伝的文章読本。作家になるまでの苦闘物語から始まり、ドラッグとアルコール漬けの作家生活を語る半自叙伝の回想。書くために必要となる基本的なスキルの開陳。いいものを書くための著者独自の魔法の技。そして「書くことと」と「生きること」を重ね合わせる作者自身の人生観まで。ひとりの作家の「秘密」がそこかしこに語られるドキュメンタリー。
2001年に「小説作法」として翻訳されたスティーヴン・キングの名著を、新たに平明で簡潔な文章で訳した新訳版。新たに巻末には著者が2001年から2009年にかけて読んだ本の中からベスト80冊を選んだリストを掲載。
世界の『文章読本』として
日本にも、谷崎、三島、丸山など、
様々な文章読本があるが、
世界的に最も読まれている『文章読本』がこれであろう。
それはなにもスティーブンキングのファンでなくてもよい。
彼の小説を読んだこともなくていい。
小説を書いている人でなくてもいい。
文章を書く全ての人に、気づきを与えてくれる。
また、いま文章を書くのが苦手な人にとっても。
スティーブンキングは、こう言う。
「あなたは書けるし、書くべきである」(p358)
読み終わった後に、
何か書きたいという衝動に駆られるはずだ。