芸人ピース又吉直樹氏の『火花』が文學界に掲載され、
増刷を2度繰り返したことで、
累計部数が同誌史上最高の4万部に達した。
当初部数は1万部。
発売からわずか2日で4倍の部数に達したことになる。
純文学やそれに関する話題を扱う同誌の増刷は、
1933年の創刊以来初めてのこと!
この「事件」を契機として、
今、文芸誌がアツイんです!
2017年3月号では、
又吉氏が「当事者だけが知る芥川賞の真実」と題されたページで、
小説執筆の苦悩を告白されています。
日本には、
5大文芸誌と呼ばれるものがあります。
文藝春秋の「文學界」
講談社の「群像」
河出書房新社の「文藝」
集英社の「すばる」
新潮社の「新潮」
そんな今アツイ文芸誌のなかでも
最近、特におススメしたいのがコレ!
『群像2016年10月号』
70周年記念特大号
永久保存版「群像短編名作選」
掲載作家は、なんと、、、
三島由紀夫、太宰治、原民喜、安岡章太郎、庄野潤三、室生犀星、島尾敏雄、深沢七郎、藤枝静男、小島信夫、大江健三郎、後藤明生、津島佑子、色川武大、山田詠美、多和田葉子、笙野頼子、保坂和志、角田光代、堀江敏幸、町田康、本谷有希子、川上未映子、筒井康隆、津村記久子、藤野可織、川上弘美
なんたる豪華な顔ぶれだろうか、、、。
又吉直樹『火花』における、文芸誌ブーム。
この火付け役となった彼の、
二作目
売れない劇作家が主人公の恋愛小説
『劇場』
が新潮4月号に掲載されています。
執筆期間は2年以上。
あれ・・・?
そうです。
『火花』より前に着想された小説なのです。
今なら新潮社のホームページで、
冒頭部分の「立ち読み」が可能です。
既に、かなりの売れ行きだとか。
今、文芸誌から目が離せません。