皆さん、
岩波ジュニア新書を手に取ったことはありますか?
もしかすると「ジュニア」という名前から、
子供向けの商品だと誤解されている方が多いのではないでしょうか。
岩波ジュニア新書は、子供から大人まで楽しめる素晴らしい新書です。
わかりやすい言葉で書かれているため、全世代にファンが多いのです。
ちなみに私が大学生の頃、
「新書を読むなら岩波ジュニアが良い。私も読んでいる」と学長が話していました。
今回は、
大学生にとって必読の岩波ジュニア新書を紹介します。
10位
眞 淳平
『人類が生まれるための12の偶然』
宇宙の誕生、生命の誕生を分かりやすく解説してくれる科学読本。人間は必然ではなく偶然が生んだ。あなたも偶然で生まれた。
理系の人も、文系の人にもおすすめです。今後の人間のあり方について考える第一歩として。
9位
市川 伸一
『勉強法が変わる本―心理学からのアドバイス』
心理学の観点から、自分に合った勉強法を知ることができます。ついでに心理学も学べるのが、お得。大学生として何をどう学んでいくべきなのか、個人個人で違うはずの適切な勉強法を、見つけられたら勝ちです。
8位
近藤 雄生
『旅に出よう――世界にはいろんな生き方があふれてる』
大学生なら旅に出るべき。この本は、将来の不安や悩みを抱えながら、実際に旅をした記録である。オーストラリア、ユーラシア大陸、ヨーロッパ、アフリカへと続く5年半にわたる旅のなかで「生きること」について考えさせられる。旅に出たくなる。大学生のうちがチャンスです。
7位
堤 未果
『社会の真実の見つけかた』
大学生は様々な情報を様々なところから集めるだろう。しかしその情報は真実だろうか。メディアが流す情報を鵜呑みにしていては、社会の真実は見ることができない。9・11以後、人々の恐怖心と競争を煽ってきたメディアの実態を実際に体験し、取材した著者が「情報を読み解く力」の重要性について解説する。
6位
中山 茂
『大学生になるきみへ―知的空間入門』
その名の通り大学生に向けて、答えが用意された高校までとは違う、真の学問とは何かを知ることができる。大学生になる前に、大学生になってからも必読の書。
ちなみに岩波ジュニア新書にはこうした大学生を対象にした本が他にもあるので要チェックです。
5位
川北 稔
『砂糖の世界史』
岩波ジュニア新書のなかで、かなり人気のこの本。砂糖から世界の歴史を知ることができる。一つのテーマから全体を見るというのは大学生にとって、考え方や書き方のお手本となるはず。豆知識が豊富で、なにより内容が面白い。
4位
眞 淳平
『世界の国 1位と最下位――国際情勢の基礎を知ろう』
世界で最も人口が少ない国は? 最も食料自給率が高い国は? など、面積、軍事力、貧困率、進学率など様々な分野における世界の上位と下位の国々を紹介している。これを読めば世界の、日本の課題が分かる。国際政治・経済関係なら、まずはこの本がおすすめです。
3位
田中 共子
『図書館で出会える100冊』
大学で有効活用すべき一番の場所は図書館であろう。この本では100冊オススメ本が紹介されている。大学生になって何の本を読めばいいかわからない時に、この本からヒントを得られます。読書の世界を広げてくれる書。
2位
中村 邦生
『書き出しは誘惑する――小説の楽しみ』
作品をどう伝えるか。小説家たちの多彩なアイデアと工夫が凝集された本。小説の魅力や読む楽しさを解説する。名作、問題作、異色作、あらゆるジャンルの小説を多様な切り口から紹介しており、読書案内にも最適。巻末には作品リストが付いています。
1位
瀬戸 賢一
『日本語のレトリック―文章表現の技法』
栄えある第一位!!
日本語の豊かな文章表現を学ぶにはこの一冊。
意味のレトリック、形のレトリック、構成のレトリック、、、30のレトリックを分かりやすく紹介。これを読めば表現のバリエーションが広がります。
そして必ずや日本語の面白さに魅了されることでしょう。
正直、10冊じゃ足りません。
岩波ジュニアには、面白い本、為になる本、
ホントに沢山あるんです。
これほどまでに、
知的好奇心をくすぐってくる
「岩波ジュニア新書」。
まずはこのランキングの中から、
気になった本を読んでみてはいかがでしょうか。