コーヒーと小説
映画『コーヒー&シガレッツ』では、
コーヒーとタバコのコンビネーションが最高
と語られるが、
それと同じぐらい、コーヒーと小説の相性は抜群である。
朝の目覚めの読書にも、夜更かしの読書にも、
コーヒーは読書の味方となり、小説の世界へ連れて行ってくれる仲間となる。
カフェインの作用で、ストレスが軽減し、記憶力がアップすることも
コーヒーで読書に集中できる理由の一つだろう。
余談だが、
中島らもは「コーヒーを黒い腐った血」と表現した。
コーヒーも小説も魅惑的だ。
『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和
内容(「BOOK」データベースより)
お願いします、あの日に戻らせてください―。「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。
本屋大賞ノミネート作品。
『ブラック・コーヒー』アガサ・クリスティ
内容(「BOOK」データベースより)
晩餐後、科学者サー・クロード・エイモリーは家の者を集め「この中に極秘書類を盗んだ者がいる」と叫んだ。部屋を暗くしている間に書類を返すことを彼は勧めたが、明かりがつくと殺されていた。彼から国家的大問題について相談したいと言れていたポアロは、真相を追うが…巧みな構成による、同名戯曲の小説版。
『コーヒーと恋愛』獅子文六
内容(「BOOK」データベースより)
まだテレビが新しかった頃、お茶の間の人気女優 坂井モエ子43歳はコーヒーを淹れさせればピカイチ。そのコーヒーが縁で演劇に情熱を注ぐベンちゃんと仲睦まじい生活が続くはずが、突然“生活革命”を宣言し若い女優の元へ去ってしまう。悲嘆に暮れるモエ子はコーヒー愛好家の友人に相談…ドタバタ劇が始まる。人間味溢れる人々が織りなす軽妙な恋愛ユーモア小説。
『珈琲屋の人々』池永陽
内容(「BOOK」データベースより)
物語は「初恋」で始まり「再恋」で終わる―。東京のちいさな商店街にある喫茶店『珈琲屋』の主人・行介は、あることで人を殺した。当時、行介の恋人だった冬子は別の男性と結婚したが、行介が出所すると冬子は離婚していた。冬子に何があったのか…。商店街に暮らす人々が『珈琲屋』で語った人間ドラマを七編収録。情感溢れる連作短編集。
『リバース』湊 かなえ
内容(「BOOK」データベースより)
深瀬和久は平凡なサラリーマン。自宅の近所にある“クローバー・コーヒー”に通うことが唯一の楽しみだ。そんな穏やかな生活が、越智美穂子との出会いにより華やぎ始める。ある日、彼女のもとへ『深瀬和久は人殺しだ』と書かれた告発文が届く。深瀬は懊悩する。遂にあのことを打ち明ける時がきたのか―と。