今、話題沸騰の専門書がある。それは、鳥類学の・・・
話題の書『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』
その発起人、というか著者は、この人。
川上和人
1973年大阪府生まれ。
東京大学農学部林学科卒、同大学院農学生命科学研究科中退。農学博士。
国立研究開発法人森林総合研究所主任研究員。
著書に『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』『美しい鳥 へンテコな鳥』『そもそも島に進化あり』など。
『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』とは?
内容紹介
鳥類学者に必要なのは、一に体力、二に体力、三、四がなくて、五に体力?!
出張先は火山に、ジャングル、無人島……!?
耳に飛び込む巨大蛾、襲い来るウツボと闘い、吸血カラスを発見したのに、なぜか意気消沈し、
空飛ぶカタツムリに想いをはせ、増え続けるネズミ退治に悪戦苦闘する――。
アウトドア理系「鳥類学者」の知られざる毎日は、今日も命がけ!
センセイ、ご無事のお戻り、祈念しております……(担当編集者)
『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』が売れまくってるワケは?
なにせ、専門書っぽくない
専門書というと、堅苦しく専門用語が多用されるイメージだが、
この本では、コミカルで誰もがわかる言葉しか使われていない。
その為、専門書でありながら、読者を限定しない。
「テーマにこだわらず長期的に明るく楽しく鳥類学に励む(p.221)」
ことが目標だと書かれている。
読み始めると止まらない、笑撃のサイエンスブックである。
ちなみに、「日本鳥学会の会員数は約1200人」だという。。