日本人がすべきこと①
一つ目は、学校教育の改善である。
教科書における自虐史観を助長する記述をなくすためには、 日本人がまず誇りを取り戻さなければならない。
帝国主義社会の到来共に、 日本人の時刻に対する認識の訂正は、政治によって行われつつある。
ここで気をつけなければならないのはメディアであり、
民主主義国家の方向性を決めてしまう世論を形成する報道に対し、 どこまで個人レベルで考えていけるかが問題である。
日本人の特性
学校教育の他にも日本人の特性が、メディアの発言を蔓延させる要因になっている。
「村」と呼ばれた小さな集団を形成し、 そこから省かれないようにして暮らしてきた日本人にとっては、 周りと同じであることに安心することが、癖のようになっているのではないか。
こうした特性は文化とも結びついており、すぐに変えていくのは難しい。
全体を変えるのではなく、 メディアに流されない小さな集団を作っていくことで徐々に改善が必要だ。
日本人がすべきこと②
二つ目に、軍事力の強化が挙げられる。
他国や権力を恐れるが故に、平身低頭のような教科書が作られてきたが、軍事力を強化することで、真っ当な教育が何を恐れずに可能となる。
タイミング良く、軍事力の強化が、今まさに求められている。
そしてそれはなにも日本のためだけのことではない。
4月9日、安倍総理は、アメリカが 「同盟国や世界の平和と安全のために強い関与をしていることを高く評価する」 と発言した。
6日から行われた米中首脳会議やアメリカ軍が行ったシリアへの攻撃を受けて、 トランプ大統領と意見交換し、 北朝鮮情勢について緊密に連携していくことなどを確認したという。
日米が互いに助け合う必要があるこの時代に、 現状では、トランプ大統領の言葉通り 「アメリカは日本を護る義務があるのにその逆はない」。
日本が軍事力を強化しなければ世界の均衡が崩れ、 誰かが血を流すことは目に見えている。
軍事力を強化することは、戦争を生むことではない。 盾だけでなく矛を持つことが戦争抑止力となる。
さて、ポアンカレ予想に戻る
「安定」を好む日本人の「停滞」した現状は、 「ポアンカレ予想」の歴史に解決のヒントが隠されている。
数多くの数学者たちが証明しようとしたが、 100年もの間、未解決のままであった位相幾何学の大難題。
この難問は、2002年から2003年にかけて、 ロシアの数学者グリゴリー・ペレルマンによって解決された。
なぜ、多くの数学者が挫折した問題をペレルマンが解決出来たかというと、 彼が数学以外の学問にも長けていたからであった。
それまで幾人もが数学的アプローチで解決できずにいた問題を、 彼は物理学のアプローチを用いることで解決したのである。
この「ポアンカレ予想」の歴史は、 私たちが問題解決をする上で、 多くの視点を持つことの重要性を教えてくれる。
学校教育で培ってきた視点のほかに、 私たちは私たち自身で新しい視点を獲得しなければならない。
「信じる」ことから「考える」ことにシフトしなければならない。
そうして今何が求められているのかを理解する為に、 一人一人が自ら行動していかなければ、 世界の均衡を日本が崩してしまうかもしれない。